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烏坎村の初選挙 真の民主は訪れるのか

2012年02月03日

【新唐人日本2012年2月4日付ニュース】土地の不法売買をめぐり、数ヶ月間集団抗議を続け、勝利を勝ち取った広東省の烏坎村。1日、村の選挙委員会の委員を選ぶ選挙が行われました。これは、40年来の初の民主的選挙となり、国内外から注目されています。しかし、真の民主は実現できるのか、疑問の声も上がっています。

2月1日、烏坎村の村民6千人が、独立選挙委員会の委員11人を選ぶための投票を行いました。3月には村民委員会の役員選挙が行われる予定です。

ボランティアスタッフは、今回の選挙は、将来の村民委員会選の公平性に影響を与える大事な選挙だと示しました。

去年、当局の拘束中に謎の死を遂げた村民代表の娘・薛建宛さんは、亡くなった父親に手を合わせた後、投票に参加。父親に言及すると、大粒の涙をこぼします。

薛建宛さん
「これは父が望んでいた事です。力を尽くして、父の最後の願いを叶えたいです」

しかし、村民の中には投票カードのない村民も少なくないそうです。つまり、彼らには選挙権がないということです。このことで村民と選挙役員の間でトラブルも発生しているそうです。

また、新一村を除くほかの村では、投票箱は地元政府が設置しているため、一部の村民は選挙に不安を募らせます。

烏坎村村民
「投票がコントロールされないか不安です。下心のある人に利用され、信頼できない人が当選しないかと」

投票会場となった学校の入り口には、数十人の警官の姿が見られました。今回の選挙には海外メディアも注目し、大々的に報道。一方、中国国内のメディアによる報道は控えめで、どれもほとんど同じ内容だったそうです。

また、3週間ほど前、烏坎村の事態の発展を観察するため、村に入った独立ジャーナリストで元中央テレビのディレクター・張暁輝さんがこのほど行方不明になり、安否が案じられています。

烏坎村の民主実験は果たしてどこまで進むのか、しばらく観察が必要です。

新唐人テレビがお伝えしました。


 

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